「ようこそおこしやす。どうぞおあがりやしておくれやす。はじめましてウチ小雁の家内の寛子どす。」

「ヘぇ、ずっーと京都どす。生まれも育ちもずうっーと。」

「ようまちがえはんのどすけど小雁の生まれも京都どしてな、生まれたん近所どすねん
そやし、近所の商店街の話やら食べもんの話やら、おまけにウチのいえ友禅関係の仕事してまして
あっちのいえも友禅関係やったし・・・よう話が合いますねん。まぁ30年の年月の差ありますけど・!・!」

「お抹茶たてましたし どうぞ。お菓子もよばれとくれやす」

「今、住んでんの西陣どすけど近所にええお菓子屋さんぎょうさんありましてな、ほんま嬉しいことどす。」

「へぇ 中学の時からお茶習ろてました。流儀は裏でして。今でもよう うちで2人で楽しんでます。
『今日はアメリカンにしとこか』とか冗談いいながら・・・」

「つねからコテコテの京都弁つこてしゃべってるわけやおへんけど、だんだん京都弁使う人がすくのうなって
きたんで忘れへんよう、たまにコテコテでしゃべりとうなりますねん」

「いやぁ、もうおかえりどすか。よかったらぶぶづけでもどうどす、なんてことは云わしまへんさかい。またお越しやす」


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